選挙から10日ほどが経ち、選挙直後に聴こえた「違憲」だの「不正」だのの言葉がすっかり息を潜めた。
たぶん、騒いでいた人たちは政治に興味もなければ詳しくもない。
東京では選挙に行かない人は非国民みたいな風潮になっていたが、こういう人々は迂闊に選挙権を行使しないでほしい。
日本未来の党とかにうっかり投票するのがこの層。よく見ろ、未来の党は民主党だ。
民主党が政権を取った選挙で使った手口、これをやった人々で構成されてるのが日本未来の党、そして同じ手口。
ただし今回の民主党はマスコミを味方にできなかった。
マスコミをどこが味方につけたかは12月6日の新聞を見ると分かる。

だが、日本未来の党に票が入るよりも悪い事が今回は起きた。
一つの党が圧勝したことである。
小泉政権の時も3年前の選挙でも、一つの党が多くの議席を確保し、悪い方へと全力で進んでいった。
そもそも政治家というのは日本のためではなく票をくれる人のために政治をしているので、どこか一党が圧勝すると誰かが得をするように動き易くなる。そうなると、どこかの誰かが大損する。
「日本のため」とかそもそも曖昧だし私が政治家になったら義務教育でアングラ演劇見せるようにしたりするからそういうことだろう。

では、一体政治を良くするにはどうするべきか。
方法は二つ。

一つは被選挙権を行使すること。
「選挙に行くべきだ!」などと叫んで莫迦を投票所へ向かわせる輩はこっちを考えてほしい。
今のところ一般人は誰に投票したら自分の望む世界になるか分からないシステムになってるから立候補してそのシステムを根本から変えてくれ。
危険な香りがぷんぷんするジェネレーターとかではなく。
政策に投票しても拡大解釈して”お墨付き”で暴走するからな。
「平等」云々の公約には投票したいがフタを開けてみると外国人まで平等になってたりする件だ。

もう一つは、マスコミが押さないところへ投票する手段。
与党は倒してはいけない。
ただし支持してもいけない。
与党の議席数3割ぐらいで票をばらけさせるのが良い。
これなら好き勝手なことはできない。
米国とかの指示でなんとかアジアを不安定にしたい与党を、次の選挙で勝ちたい野党が全力で国民が喜びそうな方向に持っていこうとする。
そう、野党は政策が実行できなくても誰にも批判されないから夢のようなことを平気で言えるのだ。
ここからは私の妄想だが、不正があったなかったに関わらず、選挙というのは茶番だ。
選挙というよりも政党というものが茶番であると考えている。
政策はすでに決まっており、またどの政治家が議席を確保するかも始めから決まっている。
そのシナリオにどこまでのコントロールが掛かるかは知らないが、12月6日の新聞などがそれを現している。
つまり、どこの政党を勝たせようとしているかの兆候は我々の目に見えるところにある。
そして大多数の人間がその誘導通りに動き、一つの政党に票が集まり暴走する。
票をばらけさせるためには、世論と逆の行動を取るべし。
どこに投票して良いか分からない人もこれで投票に行ける。

「選挙に行かない」というのも「そもそも政治を指示しない」という意思表示になるので意味はある。
投票率を著しく下げて国政を破壊する作戦だ。これをブロックするために公明党がいるわけだが。
本当によくできたシステムだ。

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