『少女椿の』書き直し中である。
初演から1年しか経っていないので、前回を見て、ストーリーを憶えている人も多いだろう。
なので裏切るための装置を仕込む。
初めて見る人に感動を!二度目の人には、さらなる感動を!

 
一般的に脚本などない方が、奇抜な方向に話が展開するように思われるが、それは大きな間違いである。
舞台にはエチュードという稽古の形式がある。これは本がない状態で、アドリブだけである程度の劇を行う訓練だ。
だが、この形式は大抵、出演者達の想像力の範疇で合意ができる終着点に辿り着く。
桃太郎が鬼退治に行って、鬼をやっつけてめでたしめだし。この本を作家が書き直すと、鬼には鬼なりの生活やら事情があって倒すのがかわいそうになったり、犬とキジと猿と雌豚が仲間になったりする。
脚本の存在意義とは、予定調和にならないように、混乱を招くための装置なのである。

◎次回の興行

廻天百眼 少女椿
劇場本公演
少女椿
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0929
襦袢クラブ
   

◎お勧めのお土産

『鬼姫』のDVD
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鬼姫 サウンドトラック
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鬼姫 蘭
廻天百眼 缶バッヂ



『鬼姫』蘭Tシャツ

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