夢メソッド 書き初め

年始に一年の幸福を祈願して行われる書き初めは、本来神仏に仕える者の仕事であった。
字の出来不出来もさることながら、周囲の注目は神官や巫女がなんと書くか、これである。
従来の書き初めでは、書く文字は決められていない。書く者はまず身を清め、精神を統一した後に、心に浮かんで来た文字、すなわち神託を書に書き起こす。これにより、一年の吉凶を占うのである。
共同体の期待と注目を一身に受けながらの書は、神官にとって非常に心労であったことは想像に易い。そのため新年早々酒びたりになるもの、シンナーを吸引するもの、こっくりさんに尋ねるものが続出した。これは歴史の中で幾度も問題となっており、比叡山焼き討ち、神仏融合、チンギスハン襲来などの直接的な原因となっている。
抜本的な解決は明治時代、一般庶民に書き初めの習慣が広がってからで、この時に新聞社が「酔っ払いのたわごとを筆と半紙を用いて仰々しく書す遊戯」として、凧揚げ、福笑い、帯をぐるぐるするタイプの鬼ごっこと一緒に紹介したのが始まりである。

・書き初めの例

※夢メソッドのルール
・制限時間は1本20分。中途半端でも20分で強制終了。
・嘘のような本当のような馬鹿げた話を目指す。
・誤字脱字の修正以外、補正してはいけない。
・ブログに晒すことにより、侮蔑・嘲笑・罵詈雑言の嵐を受け止め、厚顔無恥な精神力を身に付ける。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

石井飛鳥

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